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共同住宅 木造2階 1階5戸 2階5戸 2000年基準前 

益城町 震度7を2回被災

全壊相当

建物が壊れる理由はいくつかあるが、建物が2000年基準前で筋交・柱が金物によって固定されていなかったため、外れた箇所1か所、筋交が柱脚部分を押出した部分1か所見受けられた。

その他、筋交を施工した後に、給湯器を据える為に筋交を一部切り欠き納めたため、筋交の破断箇所が3か所見受けられた。

施工においては切り欠いた部分を埋めるように枠が収まった状態で、筋交の切り欠き部分にピッタリ施工されていた。

筋交の軸力は枠に伝えられ、枠の一部が裂けた箇所も見受けられたが、断面積が小さくなったため、破断した。

設備業者や施工に携わった職人にこの事態を予見するのは難しかったと思われる。

構造を理解した指導者が細かな目でみて適切に設計・監理することが大切。

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